休日は山登り

 我が家では休日は山登りすることにきめました。
近くに摩耶山があるので、これに登らない手はない。
できるだけ、コストを掛けず充実した休日を家族で過ごすには、
これに尽きます。

山の中はとても涼しく気持ちが良かったです。
険しすぎず、平坦すぎず、
息子も、山頂まであまりへこたれることなく登りきりました。

帰りも歩いて帰ろうかどうか迷いましたが、息子の体力的には少し厳しいと思い、ロープウェイとケーブルカーに乗って帰ることに。結局コストが掛かってしまた…

しかし、意を決して、年間パスを買いました!大人1年間、ロープウェイとケーブルカーが3000円で乗り放題!

麻耶ケーブル駅から星の駅まで、片道でも大人860円、往復で大人1500円
なので2往復以上すれば元が取れます。

頑張って元が取れるように、休日登山を続けたいと思います。




省エネ義務化なるか

 9月19日、日経新聞の第一面で、
国土交通相が新建築物に省エネ義務化の方針であることを報じています。
その記事の隣では原発事故に関する記事が掲載しており、脱原発社会をめざすには、新建築物の省エネ義務化は避けては通れないようなニュアンスです。
その上、新制度のイメージとして太陽光発電設備の搭載された住宅のイラストが掲載されていたので、太陽光パネルまでが義務化されるような誤解を与えなくもありません。

省エネに関する基準が義務化されれば、建築コストが上昇する可能性があります。
私たちがこの国で安心して暮らしていくには、家を買うという選択肢を多くの人が取らざるを得ない状況からすると、ますます、暮らしにくい世の中になってしまいそうです。

最近の住宅で、断熱材が入っていないものや窓が複層ガラスとなってないものはほとんどなくなりました。法制化されていないにもかかわらず、業界の常識として、それらは装備されてきました。ある意味、市場がある程度、省エネの水準を規定していたといえます。

仮に、住宅エコポイント認定と同レベルの性能を義務としたとき、その負担はかなり大きく、床材や壁材などの材質に本来割り当てられたはずのコストがそちらに吸い取られ、空間の質感を良いものにすることが難しくなるかもしれません。そうなると、全体的に豊かさを感じる機会が損なわれる危機にあるのです。

これまで、断熱や空気層についての記載は建築基準法にありませんでしたが、。建物にもとめられる最低限の性能として、品確法の等級で言う3等級程度の義務化であれば、建設コストには大きく影響は出ないと思われます。いわば、極端に省エネという観点をおろそかにするような建築を抑止する程度のもので十分と私はおもいますが、皆さんはどうでしょうか?




時間を目にする喜び

 先日、知り合いの建築家が設計した住宅のオープンハウスが伏見稲荷駅の近くであったので、見学がてら、伏見稲荷をみに行ってきました。

ずばり、新しい。紅色が鮮やか。
どの寺社仏閣も建立当初はこのような姿をみせていたに違いありませんが、
なぜか感動がない。技術的には素晴らしいのだとは思いますが、
こころのなかをすり抜けていく感じがしました。
もっと、予習しておけば発見があったかもしれません。


かの有名な千本鳥居を前に、修学旅行にきた学生たちが
ワイワイガヤガヤと集まっていたので、入り口で写真をとってすぐに
昼食をとることにしました。


駅に向かう途中にある境内の施設は、おそらくRC造でありますが、RC造としては、驚くほど細く、しかも校倉造りのように編みこまれていました。

老朽化したファサードに、非伝統構法の建物ながら、むしろ感銘を受ける私。
ああ、私は美しく古びているものが本当は見たいのだと気づきました。


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